160デニールのタイツ

寒がりで冬は160デニールのタイツが必須だったが、太ったら必要がなくなった。

美しいひと

つい先日、自宅の近所で美しい人を見かけた。

「うちの近所」には似つかわしくない雰囲気の女性。

住んでいるのか、勤め先が近くにあるのか、はたまた実家がこの辺りなのか。

私は何処かに出掛けていた帰りだったと思う。

腰にヘルニアという爆弾を抱えているので、特別な場所に行く時でなければ、基本的にスニーカーを履く。特に休職中の今は。

歩きやすくて身体には良いのだけどね。

暖冬とはいえ、少々寒い日。

当たり前のようにダウンのコートを着、もうすぐ自宅ということもあり、気も緩み(身体も緩んでいるが笑)、少々寝不足の頭でぼーっとしながら歩いているところに、その美しい人が目に飛び込んできた。

髪は黒髪で短めのショートボブ。

ダウンコートなど着ず、潔くウールのコートを纏っていた。ボタンも留めずに。

パンツを穿き、ショートブーツで颯爽と歩いていた。

家の近所で、そんな風にお洒落な空気を纏っているヒトをあまり見ないので、驚きつつ、こっそりと見つめてしまった。

そして、己の姿との違いに軽くショックを受けた。同じ女として。

最近読んだ本の中に、「女はいつでも戦闘状態で」と記述されている箇所があり、それが印象的だった。

確かに、たとえ近所のコンビニであっても、どんな、出会いがあるか分からない。誰が見ているか分からない。

ただの自己満足と言われればそうかもしれないが、でも、私は、その女性を見かけたことと、その本を読んだタイミングがリンクしているように思えてならず、家から出る時は自分自身が納得いく状態でいようと思った。

本当は家の中にいる時にも気を使うと良いのだけどね。いつもだと疲れてしまうから。

やはり、美人の存在は...良いな。